身近なインクの歴史

人類にとって、絵を残し文字を残していくためには、インクという存在が欠かせません。インキとも呼ばれることがありますが、顔料や染料で作られ、液体もあればジェルや個体も存在します。表面に色付けするために用いられるため、油性と水性があり用途によって使い分けられたりするのです。この考えからいくと、日本人になじみ深い墨もインクであるといえるでしょう。

今ではプリンターに使われ、文字を書いて残すというよりも、印字して残すことに使われることが多くなりました。その中には、顔料インクと染料インクに分かれていたり、印刷専用になっていたりするものまであります。消えないように工夫されたものもありますし、特殊な加工により消しゴムで消すような感覚で色を消し去るものまで出てきているのです。

顔料インクは、顔料を溶剤によって分散させ、印刷面に残すことで表面に残します。粒子の細かい染料インクは、溶剤に染料を溶かし込み印刷面に浸透させます。家庭用の印刷といってもこれだけ違いがあり、その用途によって使い分けされてきているのです。

これだけ多くの種類が使われるようになったのは、長い歴史がある証明でもあります。今のように科学的に作られるものもありますが、元は自然にあるものから抽出し、様々な色を作り出してきたのです。身近にあるものでもありますが、人間が築き上げてきた文化とともに歩んだ長い歴史があります。そんな歴史を知ってみると、インクを見る目もきっと変わるはずです。

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